ペニーオークションの問題点
このように一見すると、運営側、落札者双方にメリットがあるシステムに見えますが、いくつか注意する点があります。
一つは、うまく安い値段で落札できればいいですが、入札者が多く競ってしまって何回も入札してしまうと、その分手数料が多くかかってしまいます。
手数料は一回大体75円ぐらいで、10回で750円とそんなに高く感じることはないかもしれません。
ですが、もし散々入札した上で落札が出来なかった場合、手数料分がまるまる無駄になってしまいます。
仮にライバルが10人いて、一人上がり平均100回の入札したとして、手数料が7500円を今まで払ったとします。
7500円投資したとわかって、他のライバルにみすみす商品を手放す気になるでしょうか。
ですので、一回参加してしまうと、手数料分なんとか元をとりたいと、どんどん入札をしてしまうのです。
このしくみで一番儲かるのは胴元、つまり運営者側です。
参加者がどんどん競って、入札を続ければ続けるほど、運営者側は何もせずに手数料分だけ利益をあげることができます。
逆に参加者がまったくなく、ほとんど入札されないうちに落札されてしまうと、ほとんどタダのような金額で落札者に商品を渡さなければなりません。
しかし、ペニーオークションに実際に参加してみるとわかりますが、どんなに参加者が少なく、ほとんど入札もされていない商品でも落札終了間際必ず誰かに入札され、どんどん値がつりあがってしまいます。
たまに不自然なタイミングで入札されることも少なくありません。
商品を出品するのも運営側、落札システムも運営側なので、ペニーオークションには常に「サクラ」の存在が見え隠れします。
この場合、「サクラ」というのは人為的なものもありますが、ほとんどは「bot」といわれるコンピュータープログラムを採用していると言われています。
つまり散々値を吊り上げて参加者に手数料を支払わせて、結局「サクラ」が落札してしまえば、一般の参加者に商品を送る必要もなく、そもそも商品を仕入れる必要性もありません。
このようにペニーオークションとサクラの相性が極めてよく、「サクラ」を利用しているペニーオークションは出品者側に有利なシステムを構築しているといえます。
